出版日期:2016-12-9
ISBN:978400092821X
作者:夏目漱石
作者简介
2016年に没後100年を迎えた夏目漱石の命日にあたる12月9日から「定本 漱石全集」(全28巻・別巻1)の刊行を開始する。同社はこれまでに普及版、決定版、生誕100年記念版など7度にわたって「漱石全集」を刊行してきたが、今回が最終決定版となる。
新たに収録される作品は、俳句約30首、書簡約30通、「満州日日新聞」に掲載された講演、談話、そして翻訳「アーサー・ヘルプスの論文」。また、「門」「文鳥」「それから」「道草」は自筆原稿が新たに見つかったことから本文が一部修正される可能性もある。完結は19年。毎月9日前後に発売する。予価は4300~5500円。各巻の初版は約5000部。
书籍目录
各巻内容(括弧内は注解者)
第一巻(竹盛天雄・安藤文人)
吾輩は猫である
第二巻(松村昌家・相原和邦)
倫敦塔ほか・坊っちゃん
第三巻(今西順吉・出原隆俊)
草枕・二百十日・野分
第四巻(平岡敏夫)
虞美人草
第五巻(紅野謙介・吉田熈生・宗像和重)
坑夫・三四郎
第六巻(中山和子・玉井敬之)
それから・門
第七巻(中島国彦)
彼岸過迄
第八巻(藤井淑禎)
行人
第九巻(重松泰雄・宗像和重)
心
第十巻(長島裕子)
道草
第十一巻(十川信介)
明暗
第十二巻(清水孝純・桶谷秀昭)
小品
第十三巻(山内久明)
英文学研究
第十四巻(亀井俊介・出淵博)
文学論
第十五巻(岡照雄)
文学評論
第十六巻(小森陽一)
評論ほか
第十七巻(坪内稔典)
俳句・詩歌
第十八巻(一海和義)
漢詩文
第十九巻(石崎等・岡三郎)
日記・断片 上
第二十巻(石崎等・岡三郎)
日記・断片 下
第二十一巻(岡三郎)
ノート
第二十二巻(紅野敏郎)
書簡 上
第二十三巻(紅野敏郎)
書簡 中
第二十四巻(紅野敏郎)
書簡 下
第二十五巻(大野淳一)
別冊 上
第二十六巻(大野淳一・十川信介・山内久明)
別冊 中
第二十七巻(書誌:清水康次)
別冊 下
第二十八巻
総索引
別巻(猪野謙二編)
漱石言行録
内容概要
夏目 漱石(なつめ そうせき、1867年2月9日(慶応3年1月5日) - 1916年(大正5年)12月9日)は、日本の小説家、評論家、英文学者。本名、夏目 金之助(なつめ きんのすけ)。江戸の牛込馬場下横町(現在の東京都新宿区喜久井町)出身。俳号は愚陀仏。
大学時代に正岡子規と出会い、俳句を学ぶ。帝国大学(後の東京帝国大学、現在の東京大学)英文科卒業後、松山で愛媛県尋常中学校教師、熊本で第五高等学校教授などを務めた後、イギリスへ留学。帰国後、東京帝国大学講師として英文学を講じながら、「吾輩は猫である」を雑誌『ホトトギス』に発表。これが評判になり「坊っちゃん」「倫敦塔」などを書く。
その後朝日新聞社に入社し、「虞美人草」「三四郎」などを掲載。当初は余裕派と呼ばれた。「修善寺の大患」後は、『行人』『こゝろ』『硝子戸の中』などを執筆。「則天去私(そくてんきょし)」の境地に達したといわれる。晩年は胃潰瘍に悩まされ、「明暗」が絶筆となった。