智恵子抄

出版社:日本図書センター
出版日期:1999年4月
ISBN:9784820527213
作者:高村 光太郎
页数:176页

作者简介

人生遠視
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足もとから鳥がたつ
自分の妻が狂気する
自分の着物がぼろになる
照尺距離三千メートル
ああこの鉄砲は長すぎる
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昭和一〇・一
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裸形
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智恵子の裸形をわたくしは恋ふ。
つつましくて満ちてゐて
星宿のやうに森厳で
山脈のやうに波うつて
いつでもうすいミストがかかり、
その造型の瑪瑙(めのう)質に
奥の知れないつやがあつた。
智恵子の裸形の背中の小さな黒子(ほくろ)まで
わたくしは意味ふかくおぼえてゐて、
今も記憶の歳月にみがかれた
その全存在が明滅する。
わたくしの手でもう一度、
あの造型を生むことは
自然の定めた約束であり、
そのためにわたくしに肉類が与へられ、
そのためにわたくしに畑の野菜が与へられ、
米と小麦と牛酪(バター)とがゆるされる。
智恵子の裸形をこの世にのこして
わたくしはやがて天然の素中(そちゆう)に帰らう。
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昭和二四・一〇
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http://www.aozora.gr.jp/cards/001168/files/46669_25695.html


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发布书评

 
 


精彩短评 (总计1条)

  •     这本诗集在日本诗歌史上有相当地位,但是我还是忍不住觉得高村有点做作+猥琐
 

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