日本海域歴史大系 第4巻 (近世篇1)

作者简介

中国・オランダを例外として国を鎖していたとされる近世。しかし日本海域に目を向けると、アイヌを介した北方との交易、北前船を通じた内外の交流の海として、新たな地域史像が浮かび上がってくる。本巻では、異国との接触を始めとして、海域の城郭・鉱山、海運と港町の発展、災害や信仰から見た地域社会、赤瓦や擂鉢等の移動など、多様な社会相を明らかにしていく。

书籍目录

第一編 環日本海域における異国との接触

第1章 豊臣政権の大陸侵攻と境界認識の変容…中野 等

第2章 近世から近代に到る竹島(鬱陵島)認識について…池内 敏

第3章 環日本海と漂流民―長門国における朝鮮船・唐船の漂流を中心に―…木部和昭

第二編 日本海域の城と鉱山

第1章 日本海域の城郭…千田嘉博

第2章 城跡にみる南部氏・津軽氏 近世大名への道筋…関根達人

第3章 近世中期の対馬藩領佐須銀鉛山とその閉山…荻慎一郎

コラム 鉱業技術のネットワーク…土谷紘子

第三編 環日本海における交易・交流

第1章 近世前期の日本海海運と商品流通―北国海運と西廻り海運の発展を中心に―…印牧信明

第2章 山丹交易と蝦夷地・日本海域…佐々木史郎

コラム 北日本地域における富山薬売りの展開―松前藩領における売薬規制と福山築城―…工藤大輔

第四編 日本海域の社会と信仰

第1章 巨大災害と民衆―近世青森町の大火災を中心に―…長谷川成一

第2章 日本海域港町の空間形成…宮本雅明

第3章 「真宗地帯北陸」の成立と展開―北陸道と日本海海運を媒介とした広がり―…澤 博勝

第五編 モノの移動から見た日本海域

第1章 日本海域をめぐる赤瓦…久保智康

第2章 近世日本海沿岸地域における擂鉢の流通…庄田知充

第3章 近世日本海域の流通―金沢城下町遺跡の遺物組成から―…増山 仁

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