密教空間史論

出版日期:2007-6
ISBN:9784831874728
作者:冨島 義幸
页数:466页

作者简介

平安期以降、密教の影響をうけて新たにどのような建築、伽藍空間が誕生したのか。 その過程をたどり、背景に広がる多様な信仰世界、思想や理念を、建築・美術作品・聖教など幅広い史料を駆使し鮮やかに描き出す。建築空間から中世のコスモロジーを読み解く注目書。

书籍目录

第Ⅰ部 塔における両界曼荼羅空間の展開
第一章 法成寺の塔について
第二章 塔における両界曼荼羅空間展開の諸相
補論 醍醐寺五重塔の両界曼荼羅空間の構成について
第Ⅱ部 仏堂における両界曼荼羅空間の展開
第三章 両界曼荼羅諸尊を安置する仏堂とその空間
第四章 阿弥陀堂における両界曼荼羅空間の展開
第五章 阿弥陀五尊の諸形式と中世仏教的世界観
第Ⅲ部 密教修法と仏堂・伽藍
第六章 五大堂の形態変化と五壇法の成立
第七章 御願寺・氏寺の伽藍と密教修法
第Ⅳ部 顕密融合の両界曼荼羅とその展開
第八章 寺院伽藍における両界曼荼羅空間の展開
第九章 中世神仏世界の形成と両界曼荼羅
第十章 中世の王権と両界曼荼羅――結縁灌頂の神分投華をめぐって―

内容概要

1966年生まれ。1992年京都大学工学部建築学科卒業。
1998年京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士後期課程修了。
同年博士(工学)。現在、京都大学準教授。


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