出版社:文藝春秋
出版日期:1974-10-25
ISBN:9784167124014
作者:三島由紀夫
页数:240页
《行動学入門》的笔记-第101页
男の世界では童貞は恥ずべきこととされていて、年頃以上の男で童貞を自慢にしている男がいたら、よほどのかわり者か、よほどの大ウソツキと考えてよろしい。
男性独特の冷静沈着、客観的な判断力というのは、多く童貞を失うことによって得られるものだからであります。
童貞のあいだのものの考え方には、どうも禁欲からくるマイナスがある。「貞潔は、ある人々においては徳であるが、多くの者においては、ほとんど悪徳である」(手塚富雄氏訳)とニーチェも言っているとおりです。
女の処女のおわりは、人生を認識するためではなく、ただ人生に参加するためだが、男の童貞のおわりは、人生に参加すること異常に、人生を認識するために必要である。だから、「識ってしまえばそれまでよ」というのは男のセリフにきまっています。三島由紀夫『行動学入門』文藝春秋、1974年、p100-101
三島先生童貞をdisるにも程があるwww