出版日期:2012-5-25
ISBN:9784163814205
作者:[日] 藤沢周
页数:418页
作者简介
「剣道は殺し合いか」猜疑に蝕まれる男の前に現れた天衣無縫の少年。二人が運命の一戦を交えるまでの数日を煌く言葉で描きだす。
羽田融はラップに夢中な高校二年生。ひょんなことから剣道をはじめるが、剣道部のコーチにして「以前、父親を殺したらしい」矢田部研吾からいきなり一本取る。ところが「マグレだよ」と先輩に言われ…。ラップ命の少年と人生にも剣にも倦んだ男の灼熱の季節と運命の打ち合いまでを揺るぎない文章で構築した超純文学。(「BOOK」データベースより)
矢田部研吾はアルコール中毒で会社を馘になり、今は高校剣道部のコーチをしている。「殺人剣」の使い手といわれた父・将造は植物人間状態だ。父子対決し、研吾の一打が父を倒したのだ。彼の前に、天衣無縫の高校生・羽田融が現れる。ラップの作詞に夢中なこの少年に研吾は父と同じ「天性の剣士」を見た。やがて2人も対決する運命に。緊密な詩的文章で武道と男の戦いが見事に描きつくされたスポ根純文学長篇の誕生です。(担当編集者より)
内容概要
1959年、新潟県生まれ。法政大学文学部卒業。98年、「ブエノスアイレス午前零時」で第119回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)